あなたに贈る物語

森のオアシス

深い森の奥、静けさに包まれた場所に、柔らかな光が差し込む小さな泉がありました。その泉の周りには、誰にも知られずそっと息づく美しいエアープランツが生えていました。そこはまるで、森が大切に抱く秘密のオアシスのようでした。

ある日、ふわりと舞い降りたのは、喜びの妖精エル（Elu）。彼女は森に住む動物や植物たちに笑顔と幸せを届ける妖精です。エルは虹色の光をまとい、花々に触れるたびに柔らかな喜びの波を広げていました。

「ここはなんて静かで美しいのかしら！」エルは泉を覗き込み、キラキラと輝く水面に映る自分を見つめました。すると、目の前のエアープランツがそっと揺れ、まるで彼女に微笑みかけるように葉を広げました。

「こんにちは、あなたは？」エルが優しく問いかけると、エアープランツはふわりと風に乗って答えました。

「私は、森のオアシスを守る者。風と光と共にここで静かに生きているの。」

エルは驚きました。「あなたは、風と光だけで生きているのね！すごいわ。」

エアープランツは、静かに葉を揺らして微笑むように言いました。「私はこの森の空気と優しさに包まれているから、何もなくても幸せなの。」

エルはその言葉に心を打たれました。普段、笑顔を届けることばかりに夢中になっていた彼女は、何もなくても満ち足りているエアープランツの姿に、新たな幸せの形を感じたのです。

「ねえ、私の喜びを分けてもいい？」エルはそっと手を差し伸べました。すると、エアープランツの葉先に光の粒が弾けるように輝き、小さな笑顔のような形を作りました。

「ありがとう、エル。あなたの喜びは、風に乗ってこの森全体に広がるでしょう。」

その日から、エルは森のオアシスに遊びに来るたび、エアープランツにそっと触れては笑顔を分け合いました。そして森全体に、エアープランツの静けさとエルの喜びが優しく広がり、動物たちも泉に集うようになりました。

森のオアシスは、エルとエアープランツの絆によって、より美しく輝く特別な場所となったのです。


・森の妖精（喜びの妖精　エル（Elu））色はお任せになります。
・エアープランツ（イオナンタ）　
・バーク　　　　　
・イオナンタの育て方説明書

商品番号：M2002